1. |
かげおくり(kageokuri)
03:24
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江ノ電に揺れる君の影
地平線の先 焦がれてる
「極楽寺」不思議な名前だね
君にだけ教えてあげたいな
最後まで 君の手で
覚めない夢の終わりまで
目隠しして 夏が来たら
君とサイダー飲みたいな
麦わらの子供が眠る頃
朝顔は今年も枯れてゆく
この夏の終わりのコカ・コーラ
君とまたここで飲みたいな
最後まで 君の目で
冴えない夏の白い影
描いてくれ
蝉時雨に烟る
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2. |
クロール(crawl)
04:02
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渚描いた金曜日 真夏日だっていうのに
あみだに書いた運命を追えど
働かないといけないと 阿弥陀如来も言うように
寝ぼけた眼置いといて
乗れよ、ライナー
遠く立ち上る雲を東京の立ち並ぶビルが
ずっと隠しているから忘れてた
想像でしたためた嘘の青春 諦めているが
どうか、夏休みを返してくれないか!
泳げないクロールで君のこと追いかける
夕立の香る夢 まだ見たいから
今日は仕事休もうか
こうやって大人になること 全然聞いていないけど
きっとこういうものだと諦める
失くしていくものばかりがこれから増える悲哀を噛み締めた
どうか、あの青さを返してくれないか!
泳げないクロールで君のこと追いかける
梅雨晴れを運ぶ風 目が覚めそうだ
海でも行こうか 今日は
夏が来た
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3. |
ミツヤサイダー(mitsuya cider)
03:21
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例えば八月の夏の海
煌めく砂浜のお嬢さん
祭囃子 熱い眼差し 君のうなじ
寝転んだ二人の
胸の青さが
空を染めるよ
ミツヤサイダーのような恋がしてみたいんだ
君はサイダーのように 夢にはじけるよ
さよならも言えないよ
まどろむ 江ノ島の鳶のよう
揺らめく 下北の坂道も
はしゃぎ回り 俯く二人 夏の終わり
振り返る二人の空の青さも
嘘に消えるの?
ミツヤサイダーのような恋がしてみたいんだ
夢は毎晩のように君の甘い嘘を見せる
無限グライダー この空をいつか泳ぎたいんだ
ミツヤサイダーのように 君のいた夏は
はじけて消えた
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4. |
昨日のこと(kino no koto)
03:17
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昨日のこと 忘れる前に
君の言葉 今日捨てて行く
色んなもの 抱える前に
思い出一つ置き去りにしました
記憶の蓋 外れる前に
修理屋が診た 「底が抜けてる」
滲んだ夏 君が居た春も散る定めか
先週のお別れさえ 想像の君の顔まで
青春の暮れる影も 皆忘れてしまうかな
非情なこと重なる日々が
君の名前 今日捨てて行く
繰り返される日本の夏を探しました
今生のお別れさえ 性急な私の脳は
軽薄な生活の中 忘れてしまうよ
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5. |
半袖の季節
03:03
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愛がはじけた波の鼓動
八月最後の日曜
侘しさが鳴く街の音
今日夏休みが終わりました
半袖の季節
君は飲んだ サイダー
何度目の夏だったか
忘れる前に浜辺に書いた
外套着込む街並みの
風も恥じらう秋の模様
闇が飲み込む夏の記憶
今日扇風機を片しました
サンダル置いてく
この夏へのバイバイ
黄昏時 日々の影
君の名前は波がさらった
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6. |
n.p.d.
04:02
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曖昧な未来のこと
君のことばかり考えてた
街頭立ち尽くしては
君と空似の幻を見てた
散漫な気力の中
君への言葉は何処へ消えた?
愛情の果てることさえ
知らないで夢の中
自己愛の肥大の果て
張りぼての自信の影
絶え間無い妬みの種は
捨ててしまえば楽になれよう
曖昧な記憶の底
日々の寂しげな顔が見えた
「もう一度君に会えたら…」
全ては夢の中
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((the submariners)) Tokyo, Japan
2018年9月 解散しました。
たまに思い出してここへ聞きに来てくれると嬉しいです。
今まで応援してくださり本当にありがとうございました。
((各音源のデータ販売及びtidepoolのフィジカル販売は継続しておりますので、気に入っていただけたらぜひ入手してください))
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